2004年05月13日

5/12、「武力事態対処特別委員会」審議の傍聴報告

今日の審議、質問者は民主党の前原誠司さん、中塚一宏さん、末松義規さん、共産党
の赤嶺政賢さん、社民党は阿部知子さんでした。

前原さんの質問では生物、化学兵器テロに対応するワクチンなどの備蓄があるのか、
どの程度の対応が出来るのかという物で、天然痘のワクチンを受けてないのは28歳以
下の3千万人で、1/3はカバーできるようにするという坂口厚生労働大臣の答えでし
た。天然痘は1〜2時間で拡大するそう。
炭素菌には抗生物質がきき、日本では手に入るとも。
化学兵器(VXガス、リシン、マスタードガス)に対応する薬品の備蓄は点検中だそう
です。サリンに対応するアトロフィンは何処にでもありえる薬品だそう。
また、防護服、マスクなどの用意について、機動隊と消防に対して、具体的な数をあ
げ、これで充分と思っているのかと追及し、国民保護法製を機に目標の数値を作って
やっていくべきとし、井上防災担当大臣に決意を求めてました。
予算が取れるか分からないが整備していく、という井上大臣に対して、前原理事は
「法案の提出者だから予算のとりまとめをしないといけない」と叱咤してました。
これってやりたい放題?

中塚さんの質問は主に有事の際の経済、金融の問題。
日銀が指定公共機関になっていることから有事にどうゆう役割を期待されているのか
というもの。
取り付け騒ぎも予想され平時と同じでいいのかというもの。
中塚さんの前半の話で「テロとの戦いで自衛隊を派遣したが、テロについてよく考え
るべき」との発言はよかったのだけど。

このお二人からは具体的なお金の話になってきて、議論としては進んできていると見
ていいのでしょうか?
いやだけど。

末松さんはアメリカに行かれて、レーザー兵器にいたく感激したそうです。核が必要
なくなり、画期的との事。
日本もアメリカと協力して日本独自に開発していく事を提案されていました。
このあたりは大きな矛盾を感じますが。
兵器は人を殺す物で、核は駄目だけどレーザーならいいってもんでもないのでは??

末松さんは後半で避難民の面倒は何処が見るのかという質問もされていて、井上大臣
が都道府県、自治体がやると答えると、「それは大変な事だ。だからこそ戦争はやっ
てはいけない」とも言っています。
このあたり末松さんの発言にブレというか、心の揺れを感じます。
本当に戦争をやってはいけないと思ってくださるなら、こんな議論よりもっと意義が
あることがあるはずですよね。
他に、民間の施設を強制使用する場合、全ての文書を保存するべき、とか、炊き出し
や所得保証など、有事になれば役立ちそうな事を質問してくださってましたが、戦争
になればなにも保証されないのが歴史の教訓です。
過去日本軍は故意に書類を焼失させています。
何を決めても無駄です。有事にこそ法律が守られる保証は無いと言っても私は言い過
ぎではないと思います。
末松さんは遺体の処理についても質問されてました。
政府は戦闘が終了して遺族と遺体を確認して処理を行うという事です。土葬か火葬か
誰がするのか、生臭い話でした。
こんな話が出る事自体、国民保護法制が国民を守る物にはならない事を証明してない
でしょうか。

赤嶺さんは引き続きACSAについて質問されていました。有事だけでなく平時まで自衛
隊と米軍の間の物品供与が広がる事を指摘されました。

阿部知子さんは沖縄とともに神奈川にもある基地の問題で質問されていました。
横須賀には空母があり、厚木で訓練が行われていて、厚木周辺には100万人が居住し
ている。
騒音だけでなく、攻撃対象にもなりえるとして、100万人をどのように非難させるの
か、無理ではないのかと問いに、井上大臣は都道府県知事が指示する、私はよく分か
らないが、という無責任な答えでした。


posted by 国民保護法ウォッチャーズ at 07:18| 国会傍聴日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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