2004年05月11日

5/11、「武力事態対処特別委員会」審議の傍聴報告

今日の傍聴席は冷房ぎんぎんでした。質問者は民主党の首藤理事、渡辺委員、共産党の赤嶺委員、社民党の東門委員でした。
 首藤さんの質問でイラクのアブグレイブ刑務所の問題。日米関係に悪い影響ががあり、日本軍は米軍と一体と考えられている。米軍に対してどう抗議したのか、という質問に大使館経由で日本の考えを伝えているとの川口大臣の答え。どうも米軍と一体化しようとしている身内の犯罪に対して危機感が薄い様子。また、自衛隊が日本の一元的な指揮権に入ると明記が無い事をつっこんでました。井上大臣は指揮権は自衛隊と米軍それぞれにあると明言はしませんでした。首藤さんの「同一的指揮権はアメリカ軍にあると言ったらいい」との発言は、今回の法案が米軍支援が目的だという本質をまたも明らかにしてました。また首藤さんのジュネーブ追加議定書についての質問に対して、川口大臣は「アメリカはジュネーブ条約に批准してないが軍事教範に盛り込まれている」と答弁してました。ただ「アメリカの軍事教範を日本が解釈する立場に無い」とも言っていて、全ては紙の上のことのようです。首藤さんが「3条約7法案ではなく、3条約8法案でなければいけない」とおっしゃってたのって、ジュネーブ条約第二追加議定書にあたる部分だ、という事でしょうか。川口大臣はそれについては日本国憲法で担保されると答弁されてましたが。首藤さんは基本法の必要性を強調してましたが、基本法があって、日本独自の軍隊だったらACSA改訂と有事関連7法案に賛成になっちゃうんでしょうか。その辺りがどうも心配なんですけど。首藤さんて、一応今回の法案には反対されてるんですよね。
 渡辺委員の方はもっと心配で、「自衛隊が移動中に例えばオランダ軍が武装ゲリラに襲われていたら素通りしてもいいのか。サマワの治安が悪化しているからこれから起こりえる」という発言に???そんな状況のサマワになんで自衛隊がいていいの?って話にならないのがおかしい。少なくとも現時点でイラク特措法に明らかに違反している状態を飛び越えて議論しようとは。
 赤嶺さんの質問はACSA6条1項の中の「その他の目的とは何か」と言う質問に対して、外務省の林条約局長は「文字通りその他の目的」と答弁し、国会という場所でこんな答弁ありなのかと思いました。他にもACSAの6条4項の中に付表2によって国会にはからなくてもどんどん拡大していくという指摘もありました。
 東門さんの質問は沖縄の基地の問題で、沖縄県民の負担を訴えてました。なかなか法案そのものの欠陥を追及するには、大量の法案を熟知してないと出来ないことなので大変だと思うけど、こんな体裁すらない法案なんて通せないって、もっともっと言って欲しい!って思います。
 明日も午後1時から5時まで委員会があります。前原さんが質問に立たれるそうです。あと終わりのほうで阿部知子さんも。明日も暑いかもしれませんが、国会の中は冷蔵庫なのでもし傍聴される方は暖かい上着の用意をオススメします。


posted by 国民保護法ウォッチャーズ at 23:33| 国会傍聴日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。